導入の背景
数年前に経営者の世代交代を行い、事業を若い世代へと引き継がれる中で、「経理業務も次の世代へ引き継ぎたい」というご相談をいただきました。
これまでの経理を担当されていたのは経営者のお母様。今後は奥様が新たに経理を担う予定でしたが、簿記の知識や経理の実務経験がなく、「きちんとできるのだろうか」「毎月の記帳が負担にならないか」といった不安を強く感じておられました。
そこで、従来の仕訳入力が中心の会計ソフトから、クラウド会計ソフト「freee」への切り替えと導入支援をご提案しました。
導入後の効果
クラウド会計ソフトfreeeを活用することで、「仕訳を考える会計」から「感覚的に操作できる会計」へと大きく転換。
簿記の知識がほとんどない状態からのスタートでしたが、導入後わずか2カ月ほどで月次試算表を作成できるレベルまで到達されれました。
特に効果が大きかったのが、
①自動登録ルールの設定
②銀行・クレジットカード連携による自動化
これにより、毎月の記帳作業は大幅に削減。
(数日かかっていた記帳業務が、作業時間を合計しても1日かからずに終わるまで削減。)
「すべてを覚える」のではなく、本当に必要な部分だけを覚える形にしたことで、これまで経理経験のなかった方でも、無理なく業務を引き継ぐことが可能となりました。
クラウド会計をうまく活用すれば、短期間での経理担当交代は十分に可能であることを実感できる事例です。
導入して1年後の現状
freeeの活用として、会計だけでなく給料計算についても効率化を検討し、勤怠ソフトの導入と給料計算の作業時間短縮にも成功しました。いままで紙の勤怠から手計算で残業などを計算し、給料計算をおこなっていた作業を勤怠ソフトを導入することで、勤怠を自動で集計できるようにすることで、勤怠時間の計算時間を短縮。さらに、勤怠ソフトからfreee人事労務へ連携することで、勤怠と給料計算を自動化し、給料計算に掛かっていた時間を1日からわずか30分程度まで削減することに成功しました。
勤怠ソフト導入の当初は勤怠入力をしてもらうのに慣れるために数カ月程度はかかりましたが、勤怠入力ができるようになり、給料計算まで自動で連携させることができたことで、給料計算にかかっていた時間を大幅に削減することができました。
会計ソフトにより経理業務の作業時間の削減と、給料計算ソフトと勤怠ソフトによる給料計算業務の時間の削減ができたことで空いた時間を利用して、会社の未来について考える時間を確保することができ、中期経営計画や人事制度の構築などの社内体制づくりを行うことができました。
効率化により空いた時間を利用して、会社経営にとって必要事へ時間を使うことができるようになりました。
まとめ
クラウド会計をうまく取り入れることで、経理の経験や専門知識がなくても、無理なく業務を引き継ぐことができます。
今回の事例では、「経理ができるか不安」という状態からスタートし、わずか2カ月で月次試算表を作成できる体制を整えることができました。
経理業務を全て完璧にこなす必要はありません。自動化できる部分はクラウド会計などのAIに任せ、人が判断すべきところだけを理解すれば十分です。
これらによって削減できた時間を利用して、会社の未来について考える時間を確保することで、より強い会社を作ることができるようになります。
「経営の世代交代が不安」
「担当者が変わっても、きちんと回る仕組みを作りたい」
「会社の未来について考えていきたい」
そんなお悩みをお持ちの方はぜひご相談ください。
貴社の状況に合わせて、無理のない形で経理が回る仕組みづくりをサポートします。