前回に引き続き計画書の話をしていこうと思います。
前回のコラムでは計画書の中でも数値に関する部分についてでした。今回は数値以外の部分で計画書に必要なものについて説明していこうと思います。
目次
②数値以外の計画を考える
数値の計画以外で考えておいた方が良いものについて、いくつか説明しておこうと思います。経営計画を考える上では必ず必要となるものです。今回は経営計画の説明ではないのでザックリとしたものにしようと思います。
⑴人材計画
まずは人材計画です。これは考えておいて損はないと思います。何を考えておく必要があるかというのはケースバイケースとなりますが、主にいつ何人くらいの採用が必要なのか、どの世代の採用が必要なのか、どのように採用するのか、採用のためにどれだけの資金が必要なのか、このようなことを考えておいてもらう方がいいと思います。
人材採用については直ぐに採用募集しても集まるとは限っていません。そのため数年後を見据えて早め早めに対策をしていくのが大事だと思います。
⑵設備計画
次が設備計画です。これも考えておくことが大切です。設備計画とは、機械や車両の購入・買い替えの他修繕なども考えておく方がいいでしょう。設備投資は多額の資金がかかるものとなります。そのためなるべく早めに考えておく方がいいでしょう。また金額によっては金融機関からの借入も必要となってくるでしょう。急に設備投資が必要となったとしてと、金融機関も直ぐには貸してくれません。ある程度の月数が必要となります。そのようなことを前もって決めておくことで、悩む必要もなくなってくるのではないでしょうか。
⑶販売計画
そしてこれも大切になってきます。「今日の流行りは明日の化石」というように時代の流れによって流行り廃り、売れるもの売れないものは大きくことなってきます。最近は特にインターネットの普及によって情報を得られるスピードが上がったために、流行り廃りのスパンが短くなっていると思います。おそらく1年ももたないのではないでしょうか。
このような時代の中で販売計画は非常に大切になってきます。既に売上が下がっているものを売り続けても仕方がないでしょう。しっかりと計画の中でどのような商品で勝負をしていくのかということを決めておくのが大切です。
これを決めておくと新しい商品の開発もいつまでに行わないといけないということも分かりやすいです。今ある商品・サービスの優劣をつけておくということですね。例えば、売れ筋商品・次に流行りそうな商品・入れ替え候補商品・入れ替え商品みたいな感じですね。スクラップ&ビルドを日々考えていくのが経営で大切になります。
⑷資金計画
そして資金計画です。この計画がないと他の計画ができるかどうかもわかりません。なぜなら人材を雇うのも設備投資をするのも、新しい商品を作るのも全て資金が必要となります。十分な資金があるのか、それとも足りないために借入をする必要があるのかなどの資金面について計画を立てておく必要があります。
借入が必要な場合には、どれくらいの借入が必要なのか、いつまでに返せるのか、毎月いくら返す必要があるのかなどを計画するのです。この時点で明らかに不可能と思われるものについてはできませんよね。夢と現実は違います。夢はいくらでも大きく描くことができますが、最終的は資金という現実が待ち受けています。初めは小さくてもだんだん成長させていけば、いつか叶えることができるようになるというのが夢ですので、大きな夢を持つことは大切だと思います。それと合わせて現実の面でもしっかりと考えておくことが大切ということですね。
この4つについては計画書に記載するようにしましょう。この4つの計画は全て会社の未来に直結します。人材はいないと会社も大きくなりません。設備投資はしないと売上を大きくできません。販売計画がないと新しい商品を産み出せません。資金計画がないと何も目標どおりにできません。このように4つの計画は経営と密接にあります。
初めから完璧を目指す必要はありません。毎年毎年作ることで段々作れるようになってくるものです。まずは、どんな形でもいいから一度作ってみましょう。参考となる書籍が必要でしたら、巻末の付録に私が参考としている書籍をいくつか載せておきますので、そちらを参考に作ってもらうのがいいでしょう。