税理士事務所として開業1周年を迎えて|コンサルティング事務所・税理士事務所を開業するにあたってかかった費用について公開!|開業するのにどれくらいの費用が掛かるのか|伊賀市の税理士

2026.05.30

初めに

6月1日で税理士事務所を開業して1年が経とうとしています。早いもので税理士として独立して1年が経ちます。今回のコラムでは、私がコンサルティング事務所・税理士事務所を開業するにあたってかかった費用についてを請求書等は載せませんが、リアルな数字で答えていこうと思います。これから開業を考えている方の参考になればと思います。

前提条件は以下とします。

①事務所の所在地は三重県伊賀市という地方であるということ

②コンサルティング事務所・税理士事務所は同じ場所にあるということ(開業時期がずれているだけ)

③従業員は雇っていないということ

④事務所は賃貸(大規模修繕をしている)ということ

開業に掛かった費用

それでは、開業に掛かった費用についてまずは大きなくくりで説明します。

費用

①事務所リフォーム工事費…935万円

②事務所家具一式…207万円

③パソコン…33万円

④複合機等(リース)…420万円

⑤看板代…7万円

⑥ホームページ代…250万円

⑦諸会費…30万円

資金

①銀行借入…1,000万円

②創業補助金…150万円

③自己資金…312万円

こんな感じです。私自身が税理士の2世というわけでもありませんし、既に多くの既存税理士がいる中への新規参入ということもあり、開業するにあたってはかなりの投資をしたと思います。

それぞれの中身について少し詳しく書いていこうと思います。

費用の中身

①事務所リフォーム工事費

事務所リフォーム工事費が多額にかかった理由としては、もともと飲食店であったところを借りることになったためです。そのため厨房設備などを一式廃棄しなければなかったことや、飲食店の雰囲気から事務所の雰囲気に変更するために掛かった部分が大きいです。

もともの飲食店の中身を一度ゼロにしてから、段差などを平らにならしたり、応接室と事務室を作るということをしたために多くの費用が掛かっています。

どれくらい変わったかと言うと、入り口のみとなりますが

これくらい変わっています。ほぼ原形は分からないくらいまで改装しているので改装費はかなりかかりました。通常の居抜きを使うのであればここまではかからないと思います。

②事務所家具

次に事務所家具についてですが、これも初めのうちは安いものを選んでもいいと思いますが、見た目や耐久性が全くことなると思います。

私は高単価高付加価値の事務所を目指しているため、家具などの部分にもある程度の高級感が欲しかったので、中上くらいの家具を選びました。そのために家具としてもかなりの金額がかかっていると思います。

どのような家具を買ったか書いていきましょう。家具は全てオカムラさんを使用しています。金額は2025年1月当時のものです。

・事務机…150,480円(1150W775D/4口電源タップ付)

・会議室机…245,630円(2100W1200D)

・会議室チェア…636,240円(4脚)

・書庫…643,610円(移動棚2連)

その他施工費や配送費…394,040円

こんな感じですね。

書庫については、本が300冊ほどあったのと収納を考えるとこれくらい必要ということになりました。

ほぼ事務に必要なものは書庫の中に収納できていて、かつ、まだ余裕はあると思います。

会議室回りにも力を入れましたが、これにしてよかったと思います。会議室は応接室として顧問先の方もこられるため、来た時の反応はかなりいいと思います。

これほどの物が必要かと言われれば、いらないとも思いますが自分自身のコンセプトに合わせたときにこれくらいでないと意味がないと思いました。

家具選びは事務所のコンセプトに合わせてしてもらうのがいいと思います。

③パソコン

パソコンについては、スペックを重視した形になります。今の時代だとパソコンの中に全ての情報をいれますし、システムなども全てパソコンになっているため、パソコンのスペックというものは非常に重要だと思います。そのためパソコンという部分にはある程度のお金をかけた方がいいでしょう。

あとは持ち歩く想定でしたら軽くて頑丈なものがいいと思います。

私自身、日本製のパソコンというところでVAIOを選んでいます。セキュリティー等も大切にしないといけない士業という観点から中国製のPCは、安くてスペックが良いものがありますが使わない方が良いでしょう。

Wi-Fiなどの機器も同じです。中国製の安くてスペックの良いものがありますが、セキュリティーという観点から値段としては高くなりますが、日本製か欧米製の物を使用することがいいと思います。

④複合機等

複合機や電話・電子黒板の総額が420万円ですが、これらは全てリースとしているので実際の月払いとしては、5万円程度になります。複合機については一番安いものにしたのですが、これは失敗だったと思っています。

複合機の値段の違いは印刷するスピードなどにあるのですが、この部分はもう少し良いものにしておけばよかったと思っています。リース期間が5年ほどあるので、そのタイミングまでは我慢しますが、印刷が遅いというのは意外とストレスになるものです。

印刷をせずにペーパーレスで行くという方であれば、必要がないものかもしれませんね。

ここらへんのリース機器について、どのようなものを導入するのかで大きく変わると思います。電話も現在は1人なので月7,000円程度の支払で済んでいますが、電話の数が増えれば必然的に増えるということにもなります。

電話機についても留守番電話の機能がついているものにしましょう。私はこれを付けるのを忘れたために大変な目にあっています。

⑤看板代

これは税理士事務所として登録をする際に看板が必要となるために設置したものになります。看板といってもピンからキリまでなのでどのような看板にするかによって大きくかわると思います。

私はステンレス板のシンプルなものにしておきました。というのも、飲食店のように不特定多数の方がくるということはないと思うので、看板にそこまでこだわる必要はないかなと思ったからです。来所されるかたは基本的に予約をしてきてくださいますし、街中にあるわけでもないので大きな看板は必要ないと思ったからです。

ここは安いけれども高級感がでる感じのものを選びました。

⑥ホームページ

この部分については、かなり力を入れた部分になります。やはり今の時代はホームページを持っているということが名刺代わりになると思っているからです。そのため、伊賀市内の税理士事務所のホームページの中で一番良いものにしようということでかなりの投資をしています。

現に、伊賀市内の税理士事務所のホームページの中では一番いいのではないでしょうか?

ホームページは今の時代は非常に重要です。結構な方が検索をして上位に来ているホームページのところに問い合わせをしているのではないでしょうか。私の事務所のホームページ自体が新しいという事もあり、検索順位では2番か3番くらいにとどまってしまっていますが、ホームページを持っていない方との差別化という面では大きいと思います。

ホームページの中でも特に重要だと思うのが、サービス(商品)と問い合わせだと思います。

サービスの部分はホームページ時代が営業道具となってくれるので非常に助かります。ホームページを見てから来てもらうことで、事務所の方針などと齟齬があまり生じません。

そして問い合わせをホームページからできる。つまり電話でしなくていいというのも大きいと思います。若い方になればなるほど、電話ということに億劫な方が増えると思います。いつの時間でもできるネットであれば、時間もストレスも考えずに問い合わせがしやすいと思っています。

開業費用の中で最もお金をかけるべき部分がこのホームページだと思います。

⑦諸会費

諸会費の内訳は、東海税理士会への登録手数料や支部への登録手数料、諸会費などが大きいところだと思います。そのほかにも使用するシステムによってはシステム料の他に会費がかかる場合もあります。私の場合は、TKCのシステムを利用する関係で、TKCへの入会費として必要でした。

税理士登録をする際の手数料については、数年前の話になるので金額については忘れてしまいましたので、細かくは伝えられませんが、諸会費については税理士会が年間84,000円で支部が40,000円になります。TKCへの入会費として、10万円前後が必要でした。

独立する際の諸会費としてはこんなところだと思います。使用するシステムなどにもよりますが、20万円~30万円はかかるとおもってもらうのがいいでしょう。

開業の際にかかった費用はこのような感じになります。私の事務所の場合は、改装の必要があったことやコンセプトに合わせた影響で税理士事務所としてはかなり多くの費用が掛かっていると思います。

事務所の場所や物を選べばもっと安く済ますことも可能だと思います。

私の事務所ではこれくらいかかったと思ってもらえればいいと思います。

開業する際には自己資金だけで賄うのではなく、しっかりと銀行からの融資や使える補助金は使うということも大切になると思います。

銀行融資については創業融資を利用することで金利を抑えることもできますし、自己資金を開業後の安定するまでの間のつなぎとして使うことができます。初めの間に自己資金を使いきってしまうとその後が不安になってしまいますので、初めのうちから銀行からの融資を受けることをオススメします。

私自身が地方に事務所を構えているため、このコラムの内容が参考になるかはわかりませんが、税理士として独立を考えている方の役に立つコラムとなればいいと思います。

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