目次
初めに
ここ最近のコラムは堅い話が続きましたので、久しぶりに柔らかい話題でいこうかと思います。今回は、ゲームから学ぶ経営の極意ということで、昔から好きなゲームがあるのですが、今やるとすごく経営に近いなと思ったので紹介しようと思います。
ゲームから学ぶ経営の極意
私が昔から好きなゲームというのが、コーエーテクモゲームスから発売されている「信長の野望シリーズ」と「三国志シリーズ」です。どちらも歴史シミュレーションゲームで、それぞれ日本と中国(三国志時代)を舞台に天下統一を目指すというゲームです。
私自身が一人っ子ということもあり、このような1人でもくもくとするゲームが昔から好きでした。
両方とも内容はほぼ同じです。舞台が日本か中国かくらいで、はじめに自分が使いたい武将(軍)を選ぶところから始まります。
しかし、時期や武将(軍)によってそれぞれ初期に有している資源が違うのです。資源は、都市・武士の数に始まり、金・兵糧・兵士数とあります。それぞれ異なる資源を持っているなかで誰を選んでプレイするのかで難易度が全く違うのです。
これが、経営でいうところの大企業・中堅企業・中小企業みたいなイメージですかね。
なので、初めに金・兵糧・兵士数が多い大企業のような武将を選ぶと難易度的には簡単ですし、資源の乏しい武将を選ぶと中小企業のようで天下統一をするのも難しくなるという感じですね。
武将を選ぶとゲームが始まるのですが、目指すことはどの武将を選んでも天下統一です。全国の城・都市を制圧できればクリアということになります。
しかし、選ぶ武将によって天下統一までの作戦が大きくことなるところがまた面白いのです。
初めの間はどの武将を選んでもやることは同じです。経営と同じで一番大事なのはお金ですよね。
資金が無いと町や都市を成長させることができないので、まずは資金を作るところから始めます。
資金がある程度できてくると次に必要となるのが人材です。これも経営と似ていますよね。
これを繰り返すことで、自軍の内政を整えていくのです。まさに経営と同じです。
そして人材となる武将にもそれぞれの個性があります。武力が優れているのか、知力が優れているのか、政治力が優れているのかなど武将によって違うので、自軍の弱い部分を補う武将を登用(雇う)必要が出てくるのです。また、これらの武将には俸禄を与えないと忠誠が下がり他の軍に引き抜かれたりします。ここでもお金が大切になるということです。
現実の経営でもそうだと思います。優秀な人材を獲得しようとしても資金がないと雇うことができませんよね?ゲームでも現実世界の経営でも必要なこと大切なことと言うのは同じなのです。
そして、軍備が整えば、ついに隣国に攻めていくというフェーズになります。ここでも経営と同じような戦略を立てることとなります。
例えば、資源の小さい軍では隣国を徐々に広げていくしかありません。ランチェスター戦略のように点と点を結んで面にしていくような形です。経営でも中小企業は全国を直ぐに狙ってはいけないのと同じです。大企業と比べると資源が圧倒的に足りませんから、まずは隣の市や地区から攻めていくということが大切なのです。
ゲームでも同じでまずは隣国の攻めやすいところを攻めます。隣国を攻めることができたら、そこに武将を配置して町や都市を作っていくということを繰り返していきます。
小さいところはこのような戦い方ですが、大きな軍は周りの小さなところを一気に攻めることもできます。圧倒的に軍備が違いますから、大軍で攻めることもできますし、複数を攻めることもできます。
この動き方もランチェスター戦略に似ていますよね。小さいところは1対1の局地戦になるように仕向けるのに対して、大きいところは大局で攻めれるようにするということです。
このようにゲームのなかでも現実世界の経営のように、それぞれが持っている資源によって戦略が変わってくるのです。
ゲームをしている中でも、資金・人材・攻め方・戦略などどのように行っていくのか、選ぶ武将によって変わるというのが面白いところですね。
現実の経営でも同じだと思います。まずは自社の内政(資産)から始まり、人材を増やして売上を大きくし、また投資して次のところを攻めてという感じだと思います。
今回は私の好きな歴史シミュレーションゲームを例にしましたが、他のゲームでもおなじだと思います。例えば、ポケモンとかも一緒です。強い相手に勝つためにまずは手持ちのポケモンを育てたり、より良いポケモンを捕まえたりしますよね?手持ちを育てることは内政を強化することと同じですし、ポケモンを捕まえるのは人材を確保することと同じだと思います。
ドラクエとかファイナルファンタジーとかも同じです。初めは自分自身を強くするところ(レベル上げ)から行い、その後に武器を強く変えたりするのではないでしょうか?これらも同じで、まずは内政の強化からが大切で内政が整った後に設備投資を行うということですね。
このように意外とゲームをやりながらでも考え方を変えれば、現実の経営と同じことをしているというのがわかるのではないでしょうか。ゲームでは必ず内政の強化から初めて設備投資や人材採用を行っていると思います。現実の経営でも同じです。まずは内政(財務基盤)の強化から始めるべきだと思います。
利益を出せる体制を整えることが1番初めにくるでしょう。その後には現預金を貯めて内政を強化し、そして新たに設備投資やより優秀な人材を獲得する。このような流れになるのではないでしょうか。
ゲームばかりで他のことがおろそかになるのはよくありませんが、ゲームも見方1つかえるとかなり有意義なものであることがわかるのではないでしょうか。