税理士になった理由とトラストソルコンサルティングについて~その2~

2025.06.24
伊賀の税理士 | 東憲吾税理士事務所(トラストソルコンサルティング)

⑵税理士になった理由

前回コラムからの続き…

大学院を辞めたために試験勉強以外することがなかったときに、たまたまTACの事務所紹介で見た御堂筋税理士法人がインターン制度を始めるということを知った。税理士試験が受かった後に税理士になるためには実務経験が2年必要なために、インターン制度に参加して少しでも実務経験を積もうと思い応募して、インターンに参加するようになった。

毎日試験勉強でしんどい中、週2回インターンに行くのが気晴らしになった楽しかった。

そのインターンに参加して税理士業界を知った。

御堂筋税理士法人はコンサルティングに強い税理士法人だった。私の思っている税理士業界とはいい意味で違った。新鮮で楽しかった。いろいろな経営に関わりたいと思った私には最高の場所だった。

税務申告だけでなくコンサルティングについても学ぶことができた。これからの税理士業界が進む方向が見れた気がした。そんな新鮮な感じを受けた。

インターンには2年半いった、そしてそのまま入社した。

しかし税理士試験が2年間1つも受からなかった。

僕は税理士になりたかったため、試験に受からなければ意味がないと思い。辞めて試験勉強に集中する決意をした。

入社してわずか3か月で御堂筋税理士法人を辞めた。嫌で辞めたわけではなかった。すごく貴重な経験ができた。

2020年1月伊賀市に帰ってきた(御堂筋税理士法人も通っていたので、ずっと伊賀市にはいたけど)

そして商工会議所青年部で一緒だった小林正朋税理士事務所にパートで行くことになった。

これもたまたま勢いで決まったことなので本当に運がいいと思った。

前年12月の上野商工会議所青年部の忘年会の席で小林先生と話す機会があり、試験に集中するために仕事を辞めようと思っているという話をしたときに、小林先生に「それならうちに来る?」と言ってもらった。

お酒をだいぶ飲んでいたため、もしかしたら冗談だったかもしれないが、私は真に受けて「行きます」と答えた。そして大阪を辞めて小林先生の所に転がり込んだ。

伊賀市に帰ってきて思ったのは、大阪と伊賀市での税理士の立場のギャップだった。別に伊賀市の税理士を悪いといっている訳ではない。伊賀の税理士にもたくさんいい人がいる。ただ個人の感想として、その伊賀に帰ってきたときにそう思っただけである。

どのように違うように見えたかというと、大阪の税理士は経営者のパートナーの様に映った。コンサルティングを中心としているため毎月顧問先の方と会い、会社の将来について一緒に考えて会社を作っていく。税理士というよりも外部の内部者のように感じた。顧問先の経営者の方たちと信頼しあい会社を作っていく。業務のことについては当たり前だが、業務以外の所でも相談を受けるような関係性を持っているように見えた。先生と顧問先というより経営者の右腕の存在の様に思えた。経営者の方たちからすると相談できる相手がいない為、そんな存在はとても助けになるのではと思う。そんなことを見ている間に私も経営者のパートナーになれる税理士になろうと思った。

大阪に対して、伊賀ではいまだに先生という感じを感じた。顧問先の考え方の違いもあるかもしれないが、「経営者のパートナー」というよりは「税理士の先生」と捉えられている感じを強く受けた。税理士事務所が怖いという印象や、先生とは話にくいという印象が持たれている方が多いように感じた。別にそれが悪いわけではないが、もったいないように思う。せっかく税理士を付けているのだからうまく利用するのがいいのにと思った。もっと記帳代行や申告だけでなく、経営のことや資金繰りのことも聞いていい気がする。

私はもっと聞いて欲しい。記帳代行や申告を黙々とやるのは大事なことだが面白くない。どうすれば会社は良くなるか、資金繰りはどうすればいいかなど聞いて欲しい。もっと考えさせてほしい。その方が顧問先にとっても税理士にとってもいい関係を気づくことができると思っている

伊賀市にはそのような税理士事務所がまだまだ少ないように感じた。だからこそ私は経営者のパートナーになれるような事務所を創ろうと思った。

小林先生のところに転がり込んで2年。税理士試験に合格した。5科目。大学院を辞めると決意してから4年以上もかかってしまったが、苦労が報われた。財務諸表論・簿記論まではサクサクと受かった。そこから2年受からず、伊賀に帰ってきてから、1年目に消費税法・法人税法に受かり、2年目に事業税法に受かった。伊賀に帰ってきてからトントンと受かった。税理士試験に受かれたのも小林税理士事務所の皆さんを含め、周りの支えがあったからに違いない。感謝でいっぱいである。

そして次の年の2023年2月に念願の税理士に28歳の時になれた。それと同時に30歳での独立が現実味を帯びてきたことを覚えている。

ずっと前から30歳で独立すると決めていた。

30歳にしたのは占いで30歳の年に独立をするのがいいと言われたからである。

そして気が付けば30歳が近づき独立を真剣に考えるようになっていった

⑶トラストソルコンサルティングについて

独立を考えるようになりどのような事務所にしたいかを真剣に悩んだ。結論がでるのは早かった。そう、大阪にいた頃のなりたい税理士になろうとおもったからだ。

コンサルティングを中心とした経営者のパートナーとなれる税理士事務所にしようと思った。そして、この「トラストソルコンサルティング」という屋号をつけることにした。

トラストソルコンサルティングの意味は、トラスト=信頼・ソル=ソリューション(解決)・コンサルティングというものだ。まずは経営者のパートナーになるためには信頼しれもらうことが必要になる。信頼をしてもらい、経営者の悩みをともに解決していくコンサルティングを提供するという意味を込めて、「トラストソルコンサルティング」にした。他にもいくつか候補があったのだが、名前の意味と社名占いでこの名前がハマったのでこれに決めた。

税理士事務所として、税務申告もするが中心はコンサルティングだと思っている。だから私は税理士ではなく「税理士業務もできるコンサルタント」という風にしようとしている。実家の会社も側で見てきているから経営者の考えや、悩み事はわかっているつもりだ。経営者の悩みを一緒に解決して経営者の夢をかなえたい。そんな風な事務所を作ろうと思ったし、今も作れるように努力している。

トラストソルコンサルティングのビジョン「関わる全ての人の夢をかなえられることができる事務所になる」だ。経営者だけでなく、その家族、顧問先の従業員、私の事務所で働いてくれる社員、その家族、そして私自身と私の家族。私に関わる全ての人が夢をかなえることができるそんな事務所にしたい。夢は何だっていい。お金持ちになりたいでもいい。高級車に乗りたいや家を建てたい。なんでもいいどんな夢でもないよりはある方がいい。そんな夢を一緒に叶えていける事務所を作るのが私の夢だ。

トラストソルコンサルティングの経営理念「お客様に寄り添い信頼できるパートナーとして、お客様と共に悩み考える」だ。お客様のほとんどは経営者の方になると思う。そんな経営者の方に寄り添い信頼してもらえるパートナーになりたい。そして、経営者の持っている悩みを経営者だけで抱えるのではなく、一緒に悩んで解決していけるそんな事務所にしたいという想いを込めて経営理念をこれにした。

トラストコンサルティングのミッションは2つにした。1つが「メンバーの物心両面の幸福とお客様の物心両面の幸福を追求すること」で、もう1つが「様々な問題に悩む経営者・組織のリーダーを0にすること」である。1つ目のミッションは、ビジョンにもかかわるが、お客さんである経営者の物的・心理的に幸せになってもらいたい。それに加えて私の事務所で働く社員にも物的・心理的に幸せになってもらいたい。この事務所で働けて良かったと思って働いてもらいたい。そう思ってミッションをこれにした。

もう1つのミッションは、問題に悩む人を0にしたい。つまり1人で悩まないで一緒に悩まして欲しい、考えさせてほしいという意味を込めてだ。1人で悩んでも解決できないが、2人や3人で考えれば解決できる手段が見つかるかもしれない。問題ができ悩みができたらトラストソルコンサルティングに一緒に考えてもらおう。そんな風に思ってもらえる事務所を目指していきたいと思って2つ目のミッションとした。

これが、私が作ろうとしているトラストソルコンサルティングだ。

ブログはこんな感じで思いついたことを書いていくようにする。

読んだ本の感想やためになることも思いつけば書いていく予定である。

今回は思い出を振り返ったために長くなりすぎた。。。

終わり

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